おうちでアート~作品と手順を紹介~

ストーンアート 石というキャンバスの魅力

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遊んで作る色と形 ストーンアートを楽しむ! 自由研究にいかがですか?

はじめに

大小様々な石を約30個並べて撮影した写真

石を集めて

石の色は、複雑でそのもの自体が美しい。自然の作り出した形も面白い。
石をさわってみよう。遊んでみよう。
面白いアイディアが生まれてくるかもしれない!

ストーンアート第10回!

 

石の形や色を活かして、いろいろな作品をつくってみよう

まずは、形の似ている石や、色の似ている石を集めてみる。

丸みのある細長い石が複数そろった。何か動物のパーツになるかな?

カメの甲羅に似た形の石があったので、細長い石を手足にしてみた。

石を並べてカメのように見える作品を撮影した写真

カメの作品

魚の頭に似た石も見つけた。細長い石をくっつけて、骨を作る。

石を並べて魚の骨のように見える作品

魚の骨の作品

細長い石は、亀の足や、魚の骨として。丸い石は、亀の頭に。いびつな石は、亀の甲羅、魚の頭と尾に。上の2つの作品には、一部で同じ石を使っている。

色が違っているのが、自然の美しさだ。よく見ると形も少しずつ違う。

 石を並べて表そう! 手順を紹介(1)

石を並べてつくる作品の手順を紹介します。

1.石を洗う

石を水できれいに洗おう。

2.石を並べたり重ねたりして遊んでみる

手にとって並べてみる。例を2つあげてみました。

石を並べて花のように見える作品

花の作品

石を並べてボールを蹴る少年のように見える作品

ボールを蹴る少年の作品

色をつけてもいいし、石の美しさを損ねない程度に着色するのもいいですね。

例:目を描く・顔を描く・模様を入れる、など

3.石を固定できるものを用意する

お菓子の箱や、段ボールの板(段ボールを板状にカットして作る)、100円ショップでも売っている額縁など、石を固定するための額縁を用意する。

自由研究として提出するなら、見栄えも大事にしたいところ。

4.固定する

ボンドや瞬間接着剤などを使って石を固定する。

小さくて重くない石を使った作品なら、しっかりと固定したうえで、壁にかけて飾ることもできる。

石に着色してみよう! 手順を紹介(2)

続いて、カラフルな作品をつくる場合の手順を紹介します。

1.石を洗う

石を水できれいに洗う。

2.石の形を見て発想する

手にとって並べてみる。

上の2つの作品で使った細長い石を観察した。

5つの石を並べて撮影した写真

一つ一つ石を見る

5つの石を眺めて、これは野菜がいいかな?と思い浮かぶ。

3.着色する

石に色を塗っていく。

きれいに塗るためには絵の具の濃度に注意。薄すぎるとムラになり、濃すぎるとかすれる。水の量を上手く調節する。
つるつるの石には絵の具が乗りにくい。ざらざらしている方が塗りやすい。
石の裏側を塗る場合はよく乾いてからひっくり返す。念のためパレットの上で塗るのがおすすめ。

4.モチーフの特徴を描く

絵の具がしっかり乾いてから、特徴を付け足していく。

イメージしたナスのヘタや、ニンジンのすじなどを塗った。

5.ニスを塗る

ニスを塗ったら完成。

ニスは画材店で購入できるが、ホームセンターや100円ショップにも売っている。

筆で塗る場合、乾いたら固まるので、ニスを使ったらすぐに洗うことが重要。

野菜を描いた6つの石を小皿にのせて撮影した写真

ニスを塗った野菜の作品たち

まとめ

石本来の色を楽しむ

自然の色は複雑な色味をもっている。

石を組み合わせて作った上の4つの作品(カメ、魚の骨、お花、ボールを蹴る少年)のように、着色しないでそのままの色を残してみると、美しい色味に気がつく。

本来の色を活かすことも、楽しいストーンアートの魅力ではないか。

石の形の違いを楽しむ

石には形が似ているものがあるので、集めたり並べたりする面白さもある。

今回着色した作品(野菜たち)は、形が似ている石を選んだ。一方で、一つ一つ微妙な違いがあり、そこに着目していろいろな野菜をつくってみた。

自然物を使うことは、私たちの目に、観察する力を与えてくれる。

感想

小さい頃、公園で小枝を拾って、たき火ごっこ。葉っぱにドングリのご飯。はっぱの顔。泥団子。基地作り。
探して、集めて、並べて、積んで、掘って・・・。
自然物で遊ぶことは楽しい。石で何かを作るのも同じように面白い。しかも、保存しやすく壊れにくいので、表現を長く残しておける。

そして、遊びながら、いろいろな学びがある。
小さいお子さんの遊びや、小学校低学年向けの自由研究にいかがですか。

ナスとトウモロコシを描いた小石を手の指先にのせて撮影した写真

手にとって

意外に大人も楽しいですよ!