石に絵を描く「ストーンアート」で制作した動物たち(これまでの作品はこちら)を使った物語、第5話です。
犬のカンピくんとジョイくん。そしてこの度は、海の友達が登場します。
石にとどめた魂の世界が、この世のどこかに存在してほしいという気持ちでお話を作っています。
今回の背景は、前回に続いて「Whisk」というAIツールを使用しました。
海の友達 クジラくん
トイプードルのカンピとビーグルのジョイくんが
お話ししていたよ

「泳いだことある?」
ジョイくんが聞いた
カンピは泳いだことはなかった
「ぼくは泳ぎが得意だよ」
ジョイくんが誇らしそうに言った
「海に行ってみようよ」
カンピとジョイくんは出かけたよ
海に着いたら広かった

泳いでみたらできた
おもしろい!
もっともっと
沖へ沖へ
もっともっと
そこへ何かが現れた

「カンピくん 逃げよう!」
追いかけてくる
怖い顔の魚だ

どこまでもついてくる
ずいぶん沖に出てしまった
ああ、流れが速い
どんどん流される
その時
向こうの方から何かが進んできた

「クジラくんだ!」
やがて近くにやってきた
「やあ、ビーグルくんじゃないか」
クジラは驚いた
「こんな沖に来てどうしたの?」
クジラくんはジョイとカンピを背中に乗せてくれた

ジョイはこれまでのことを話したよ
「クジラくん助かったよ」
「いやいや、お互い様だ」
カンピは息も絶え絶えお礼を言った
「本当にありがとうございました」
「あ、こちらトイプーのカンピくんだよ」
「初めまして カンピです
ジョイくんと知り合いなんだね?」
クジラくんはニッコリしてうなずいた
「ああ、ぼくが砂浜に打ち上げられた時に
一生懸命海に戻してくれたんだ」
「みんなを呼びに行っただけだよ」
ジョイは照れたように答えた
懐かしそうに話をしながら 砂浜近くまで運んでくれた。
「海をなめちゃいけないよ
沖は潮の流れが速いんだ
あっと言う間に流されてしまう
そして海には満ち引きがある」

カンピとビーグルは深くうなずいた

きれいな海
今度は気をつけて
またこよう
ひとこと ストーンアートの石
クジラくんの元の石はこちらです。

どう見てもクジラが乗っていたので、描きやすかったですね。
制作過程はこちらです。
怖い魚もあります。
それが…、みんな可愛いんですよね。それで、ついお話を書いてしまいました。