石に絵を描く「ストーンアート」で制作した動物たち(これまでの作品はこちら)を使って作る、物語の第3話。
主役はうちの愛犬、トイプードルのカンピくん。この度は、ペーパーウエイト用に描いたお花が登場する話です。
石にとどめた魂の世界が、この世に存在してほしいという気持ちで書きました。
今回の絵の背景は、前回に続いて「Microsoft Designer」と「Whisk」というAIツールを使用しました。
もくじ
カンピ物語 第3話 「寂しくないように」お花編
「わあ きれいな花だなあ」
カンピは においをかぐ
くんくん
「いいにおい」
お花さんは道路の小さな隙間から出てきている
ちょっとせまいみたい

「お花さん ごきげんいかが?」
お花さんが答えたよ
「サビシイ」
さびしい?
そうなんだ…
「君はさびしい?」
テントウムシくんに聞いたよ
「ううん、テンちゃんがいるからね」
「うん、トウくん」
「テンちゃんとトウくん よかったね」

「君はさびしい?」
アリくんに聞いたよ

「ううん、アーちゃんがいるからね」
「うん、リーくん」
「アーちゃんとリーくん よかったね」
カンピは考えた
お花さんも友達がいればいいのかな
カンピは考えた
でも どうしたらいいかな
カンピは思い出した
お散歩でママさんが笑っていたこと
「わあ、毛にタネがいっぱいついている 体から生えてくるかも」
タネがあれば生えてくるんだ!
タネはどこにあるの?
お花さんに聞いてみよう
カンピはさっそくお花さんに聞いてみた

「ワタシガ カレタラ キテクダサイ」
カンピは毎日お花さんの所へ通ったよ
お花さんはゆっくりしぼんでいった
そして タネが残った
これをどうしたらいいのかな
体から生えても困るし
そこへスズメちゃんが現れた

「そのタネちょうだい」
「タネをどうするの」
「食べるのよ」
カンピは考えた
「ごめん これは生やしたいんだ」
「じゃあ、土のある所にでも埋めるのね」
カンピはそっと口にくわえて歩き出す
ここだ!
広くてたくさん生えそうな場所…
次にカンピがみんなと来た時には
お花さんがいっぱいだったよ

「アリガトウ アリガトウ」
ひとこと
お花はペーパーウエイトになるかなと、一度にたくさん作ってみた物です。そのことで今回の話が浮かびました。しかも登場させようと思ったアリやテントウムシは、2匹ずつ作っていたのでセリフも決まりました。
ちなみに、お散歩中に舗装道路のヒビ割れたところから、大きなユリが生えてきているのを見たことがあります。そのたくましさに感心したものです。それから、散歩中にタネにまみれる愛犬カンピは日常茶飯事です。